30Mボルトのタップ立て①
バネを止めていたボルトが吹っ飛んだ
ふとんが吹っ飛んだじゃないよ(^3^)
ボルトをはめ込む締結物の雌ねじがアホになった
ネジ山が粉砕されている…
中心の大きな雌ねじ穴がヤバい
今回はこれを自分で作ることに挑戦します
と、ここまでは簡単だと思ってた
タップ立てるだけだからなんとかなるでしょ笑
思ってた以上に面倒なことになるとは😅
30Mのタップ下穴は26.92
つまり27のドリルで穴を開ければよいはず
27のドリルが見付かった
30Mのタップも見付かった、イけるかな?
次は適当な焼きの入ってない鉄の材料を探します
焼入れが入ってると加工ができない
この鉄板を加工していきます。
板厚が多少違ってもタップさえ立てられれば問題無し
マジックで外形の切断線を書きます。
マジックで鉄板に書いた線をコンターマシンで切っていく
鉄板を切る作業は地味でひたすら線の上を刃に当てます
1ミリ切るのに5秒ほど掛かります
30分ぐらいひたすら切る
同じような形状に切り揃えるの完成です
ノギスで穴を空ける箇所をけがいてポンチを打つ
ボール盤で適当に少しずつ穴開け3.5、6.1、8.0、11.0と面倒だから一気に27.0逝っとくか
いや、無理でした
波打って削れない
ちょっとずつ削らな
15.0、20.3、23.5、25.0、26.1そして
ついに27.0の穴開け完了です
(ノ_<)イヤ~長かった
途中で諦めると作業してた時間がゴミになります
大きな穴を削るのに外形が大きくなるほど少しずつドリル形を大きくする
勉強になりました
あと、ボール盤を触った人あるあるなんですが、意外と削れないもんなんです
レバーに掛ける力加減、ボール盤の回転数、ドリルの刃形状、削り量、加工油のすべてが噛み合ったとき
それはもうマリーアントワネットのクルクル髪型のような素晴らしい切子で削れていきます
問題はここから
これをどうやって、タップの最初の食い込みを中心に入れるか❓
普段はタップをボール盤に固定して立てる相手物に押し入れながら手動で回して、食い込ませています
M10までなら、それでできる
旋盤かな
30Mタップを旋盤の三詰めチャックに固定
送りの段差に相手物をセット(念のため旋盤の電源OFF)
この状態で送りハンドルで押し当て、手動でチャックを回す
しかし、いくら押し当て回しても食い込まない
それもそのはず
30Mタップの頭頂部は28.5もあった
27.0に食い込むはずがない
詰んだ_| ̄|○
諦めよう(´;ω;`)
半日の作業時間がゴミになった
このチャレンジの結末はまた今度
🐞