社長ブログ202503🌼

今年も花粉の時期がやってきました。静岡大が無花粉スギ「春凪」を開発したというニュースを聞きましたが、早く普及してほしいものですね。私はヒノキ花粉が一番つらいのでそちらも何とかしてほしいと思っています。
さて、面接対策シリーズの続きです。
面接対策③
面接する側の立場に立って考えた時、一番怖いことは「内定辞退」です。
採用予定人数1人しかいないのに、100点のAさんと、95点のBさん、80点のCさんがいたときに、100点のAさんに内定を出して、BさんとCさんを落としてしまった場合、100点のAさんに内定を辞退されてしまうと、次にまた80点以上の人が来てくれるとは限りません。タイミングを逃した結果、それ以降は合格ラインの人が来なくて誰も採用できなかった、ということにさえなりかねません。「オワハラ」的なことが問題になるのは、こういう事情が背景になっています。
つまり、この人は内定辞退をしなさそうと思われることは非常に有利です。非常に印象のいい人と、採用ラインぎりぎりの人の二択でも、志望度に差があればかなり悩みます。面接でいい印象の人は、他の良い会社の内定もたくさん持っていることが予想されるので、内定辞退の危険も高いと思われるからです。なので、先ほどの例で言うならば、志望度さえ高ければCさんに内定が出るケースも少なくありません。
なので、志望理由は非常に重要です。良く「経営理念に共感した」的な志望理由を言う学生がいますが、面接対策をしている学生はだいたいこういうことを言うので、しっかりと準備してきたな、というプラス評価にはなっても、志望度が高いという評価にはあまり繋がりません。業務の内容に踏み込んで、自分の人生の実体験を元になぜこの仕事がしたいのか、ということを熱く語れるならそれが一番いいと思いますが。
なので、例えば「家から近い」はかなり有効な志望理由だということが分かると思います。いい加減な志望理由にも感じられますが、通勤に長い時間を使うのは誰だって嫌ですから説得力は非常に高いです。とはいえ、志望理由が「家から近い」だけでは別の意味で不安になるので、建前となる志望理由も大切です。
面接官が素人でなければ必ず「志望度」を測る質問が出てくると思いますので、そのチャンスを逃さずに、第一志望なら第一志望なので辞退しません、とか、そうでなくても志望度が高いことをしっかりと伝えた方が有利です。
P.S.2月はブログ更新できず、申し訳ございません。