社長ブログ202412❄
面接対策①
この季節になると、関わりのある大学の模擬面接の面接官役で呼ばれてほぼ毎週模擬面接をやっています。そこでいつも学生の皆さんに対して伝えていることを書きます。
この売り手優位の採用市場でこういうことを書くのも上から目線のような書き方に感じられてしまうかもしれませんが、たとえ売り手市場でも学生に人気の企業の倍率は非常に高いですから、厳しい面接を勝ち抜くためのアドバイスだと思って読んでいただければ幸いです。
さて、面接試験を100点満点のテストだと考えたとき、一番配点の大きいポイントは何だと思いますか? 私は「笑顔」と「元気な話し方」だと思います。これだけで70~80点くらいを占めているのでは、と個人的には思っています。
なぜかというと、まず単純な理由として笑顔で元気な話し方をする人は印象が良いからです。逆に考えてみて、笑顔で元気のよい人が対応してくれる会社と、無表情でボソボソ喋る人が対応してくれる会社なら、印象のいい会社の方に行きたくなりますよね。
もう一つの理由は、「笑顔」と「元気な話し方」ができるということは、社会人としての基本ができていると判断されるポイントだからです。優れた能力や、貴重な経験、持って生まれた魅力などを面接のために準備することは難しいです。しかし、「笑顔」と「元気な話し方」は、誰でもちょっとした練習で身に着けられる能力で、面接対策のマニュアルなどを少しでも見ていれば、必ず書いてあることです。ですので、笑顔と元気のよい喋り方ができている人は、大事なイベントに際して、当たり前の基本をちゃんと学んでトレーニングする習慣のある人だ、と面接官が判断する大きな材料になります。
ところが、この基本が実践できていない人が、面接官役をしていると意外に多いことに気が付きます。皆、ノックの回数は何回だとか、覚えてきたことを上手に話そうとか、敬語を正しく使おうだとか、目線はどこに合わせればいいかだとか、より重要度の低い事柄に気を取られて緊張してしまって、笑顔が消えている人が非常に多いですね。そういうことを判断材料にする面接官もいるとは思いますが、笑顔と元気な話し方ができているかどうかに比べれば配点は微々たるものだと思います。
将来の仕事での人間関係や、婚活などする時でも同じことなので、常に「笑顔と元気な話し方」ができる能力はぜひ身に着けておいた方がいいです。身に着けるための努力の量と、得られるリターンを考えるとコスパが非常に高いと思います。