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2026.05.07

社長ブログ260507「プロジェクト・ヘイル・メアリー」

社長ブログ260507「プロジェクト・ヘイル・メアリー」

皆さんは今年のゴールデンウィークはどのように過ごされましたか?

私は積読を処理しようと思い、映画化で話題の「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の原作を読んでいました。海外SFは久々ですが面白かったです。

予備知識を全く持たないで読んだ方がいいと言われていて、その通りにしましたがなるほど確かに、という感じでした。これはしかしSFならとりあえず読む、というファンが多い小説ならではの仕掛けでしたね。

膨大な製作費をかけて多くの人に見てもらい、資金を回収する必要のある映画では、「どんな作品か知らずに見た方がいい」というのは多分通用しないので、宣伝の段階で「こういう話です」という情報をある程度開示せざるを得ず、そうなるとこの展開の驚きはなかなか得られない経験ではないでしょうか。

全体を通して非常に面白い作品だったのですが、特に印象に残ったのは、世界や社会に対する明るい信頼感が感じられる部分です。

例えば、世界が危機に陥った時は色々な国家、人種が垣根を超えて協力できるだろう、とか、論理性や科学性という確かな証拠に基づいた認識が共有できるであろう、とか、どんな相手とでも善意や友情といった感情で通じ合えるであろう、というような信頼感です。

実際のところ、今の現実の社会で起こっていることを見れば、そうではないように感じています。人々は危機を正しく認識できずにいがみ合い、科学的な事実はないがしろにされてデマや思い込みで衛生に関する政策が左右され、自己中心的で酷薄な指導者が多数の支持を得ているように思えてなりません。

本作が映画化されて大ヒットしたことが、そんな世の中の流れに一石を投じるものであればよいと思います。

ところで、まだ積読リストにこちらも宇宙を舞台とした中国産のSF作品「三体」が残っていて、これもかなりの傑作らしいのですが、どうも登場人物のリストが壮観すぎてなかなか読み始められないでいます。しかも名前が覚えられません。汪淼という名前の人物が主人公なのですが、なんて読むんですかこれは。「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は登場人物が少ないのが本当に楽でした。

しかし「三体」も年内には何とか全6巻読み切りたいと思います。

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